ハイペースで本塁打を量産している。エンゼルスの大谷翔平(花巻東高)は35試合目で10号にあと1とした。右肘手術で初出場が5月7日と出遅れた中、9号が51試合目だった昨季を大幅に上回り「いい打席が多くなってきているので、結果もちょっとずつ、ついてきている形」と手応えを口にした。

 二回、打線が前打者トラウトの2点二塁打などで4点を奪って逆転し、なお2死二、三塁だった。「前の打者が打つと重圧もかかるし、あそこは走者をためるのも投手としては嫌なところ」と心理を読む。初球、甘い外寄りの変化球を左翼ポール際に運び「切れるかなと思ったが、しっかりいってくれた」。実に今季7本目の中堅から左翼への一発で、一挙7点の猛攻を演出した。

 5月に2割5分だった打率を6月は3割2分8厘に上げ、本塁打も6本目と好調だ。メジャーデビューから2年連続で2桁本塁打を記録した日本選手は松井秀喜(元ヤンキースなど)ら4人。「抑えられている打席に関しても、もう少し違った取り組みができればいい打席になった」と貪欲に話した大谷が名を連ねる日は近そうだ。 

(トロント共同=松下裕一)