18日夜に新潟県で震度6強を観測し、同県と山形県などに津波注意報が発令された地震で、本県出身の両県の在住者には緊張が走った。警戒を呼び掛けるサイレンの音が響く中、不安を口にした。

 北上市出身の新潟大法学部教授鈴木正朝さん(57)=新潟市中央区=は、信濃川沿いの自宅マンションで地震に遭った。「揺れそのものは普通の横揺れだったが、今まで新潟で津波注意報を聞いたことがなく、サイレンに動揺している。今後大きな揺れがまた来なければいいが」と案じた。

 同市西区の新潟大4年八幡文菜さん(21)=紫波町出身=は、アルバイトを終えて最寄り駅に向かう途中だった。「スマホが大きな音を立てて鳴って驚いた直後に、短くてドンというような強い揺れに遭った。その後に津波注意報が出て、びっくりしている。駅にいたアルバイト仲間と一緒に、車に乗せてもらって自宅に向かっている。自宅がどうなっているのか不安だ」と帰路を急いだ。

 震度4を観測した新潟県十日町市の山下多恵子さん(66)=雫石町出身=は「何人かから電話やメールをいただいた。揺れはそこまで大きくなかった。下越地方の方が大変だ」とおもんばかった。

 山形県米沢市の山形大大学院1年和合雅己さん(23)=矢巾町出身=は「携帯電話のアラームが鳴った直後、大きくじわっと横に1、2分揺れた。自宅にいたが、棚から物が落ちることも停電もなく、テレビで状況を確認している」と不安をのぞかせた。