県内では矢巾町で震度4を観測し、県は午後10時32分に災害警戒本部を設置した。

 JR盛岡支社によると、東北新幹線東京―八戸間は地震の影響で運転を見合わせていたが、上下とも同10時50分に運転を再開。在来線は東北、田沢湖、北上、釜石、山田、大船渡の各線で一時遅れなどがあったが、同11時半ごろまでに順次運転を再開。けが人の情報はない。

 東北新幹線で盛岡駅まで帰る途中だった盛岡市安倍館町の会社員小田倉崚さん(24)は「緊急地震速報が鳴った後、車内が暗くなり、揺れた。車内はそれほど動揺した様子はなかったが、再開の見通しがたたず怖かった。明日の朝も早い出勤なので、できればもっと早く帰りたかったのに」と声を落とした。

 静岡県から帰宅途中だった紫波町平沢の会社役員熊林秀智さん(45)は「紫波町内を走行中に緊急地震速報が鳴り、直後に急停車して驚いた。40分ほどは止まっていた。ただ、車内は落ち着いており、トラブルはなかった」と語った。

 東北線で帰宅途中だった矢巾町南矢幅の大学生鈴木杏奈さん(20)は、盛岡駅で友人たちと足止めされた。「矢巾町から盛岡市に友人たちと遊びに来て、これから帰るつもりだった。なんだか不安だし、とても困っている。津波の注意報なども出てきていて、怖い」と不安を漏らした。

 仙台駅から乗車した盛岡市北飯岡の飲食店店長黒田祥代さん(30)は「地震速報のアラームが鳴った後、電車が止まり、電気が消えて非常灯だけがついた。その後揺れを感じた。アナウンスが頻繁に入っていたので、不安は感じなかった。乗客は少なく、静かにじっと待っていた」と様子を語った。