盛岡市中野・茶畑地区出身者の有志団体「上小路会」(大坊忠会長、会員20人)は16日、同市鉈屋町のもりおか町家物語館で新茶の試飲会と講演会を開いた。同会の設立30年の記念行事で、参加者は盛岡藩由来の茶や地域の歴史に思いをはせた。

 約80人が参加。約400年前に南部信直の命令で植えられたとされ、同市中野の古沢典夫(ふみお)さん宅にある茶樹や、中野小の茶樹を今月、同会が茶摘み。繁田園(繁田秀一社長)と焙茶(ばいちゃ)工房しゃおしゃん(前田千香子主宰)の協力を得て製茶した新茶が振る舞われた。地元の古沢元雄さんと前田さんの講演も行われ、茶の苗木を参加者に配布した。

 同市長橋町の藤村依未(えみ)ちゃん(4)は「苦くておいしい。甘い香りがする」と笑顔。八幡平市松尾の自営業斉藤恵さん(56)は「普段飲んでいるお茶とは違い、上質な味わい。茶樹の栽培を頑張ってみたい」と意欲を見せた。