2008年の岩手・宮城内陸地震から11年を迎えた14日、一関市厳美町の厳美小(小野寺香世校長、児童125人)は被災した現地や同校で防災学習を行った。児童は災害遺構の見学や被災者の体験談を聞き、地震の傷痕と備えの大切さを胸に刻んだ。

 5年生30人が、旧祭畤(まつるべ)大橋付近の見学通路や展望の丘、土砂災害が発生した市(いち)野々原(ののばら)地区を見学。現地では砂防ボランティア県協会の及川善雄さん(71)らが解説。同市厳美町で被災した農業佐藤直樹さん(47)も講話した。

 及川さんらは旧祭畤大橋が10メートルの地滑りによって落橋し、土砂崩れで天然ダムが発生したことなどを説明した。佐藤さんは旧本寺小に避難した様子などを写真で紹介した。