紫波町桜町に移転新築している紫波消防署(竹内英親署長)は7月2日から、新施設の運用を開始する。出動準備室や訓練棟を新設して災害への備えを充実させ、女性用仮眠室を設けるなど時代の流れにも対応。老朽化が進んでいた現在の施設に代わる防災拠点として一層の機能発揮が期待される。

 新施設は現在の施設から約50メートル南に立地。3618平方メートルの町有地を借り、鉄筋コンクリート造り2階建ての消防庁舎と鉄骨平屋の防災倉庫の2棟を建設。消防庁舎は延べ床面積1237平方メートル。総務、予防、警防、建築設備の4係が入る事務室をはじめ、消防車両5台を収納する車庫、食堂などを完備。出動準備室は乾燥機能もあり、防火衣の乾燥から収納まで一室で行う。

 2階には女性職員が配置されることを想定し、女性専用の個室仮眠室を用意した。はしごやロープの登坂訓練で使用する高さ20メートルの訓練棟や電動でホースを引き上げる乾燥棟も設置。防災倉庫には消防団が使用するポンプやホース、災害用の土のうや毛布なども常備する。