【アナハイムで本紙特派員・小田野純一】岩手の歴史に「県人メジャーリーガー初対決」の一ページが刻まれた。米大リーグ、マリナーズの菊池雄星(27)とエンゼルスの大谷翔平(24)=ともに花巻東高=が8日(日本時間9日)、アナハイムのエンゼルスタジアムで対戦。「3番・指名打者」で出場した大谷は先発した菊池に対し、ソロ本塁打を放つなど3打数2安打1打点と活躍した。

 第1打席の初球。力んだ菊池の直球が顔の近くに抜けた。打席の大谷は少し苦笑い。2球目は仕返しとばかりに内角直球をフルスイング。見ている者をわくわくさせる真剣勝負だ。

 第1打席は二塁内野安打、第2打席は一ゴロ。勝負は1勝1敗だが、内容は菊池が上回っていた。しかし四回の第3打席、直前に2者連続本塁打を浴びた失意の先輩に後輩が牙を向く。初球のカーブを捉え、左中間への3者連続アーチ。容赦ない本塁打は「まだまだこんなもんじゃない」という、げきにも感じるような完璧な一打だった。

 菊池は内野守備のミスも絡んだ初回の3失点が響き、3回1/3を投げて9安打7失点(自責点6)で、4敗目(3勝)を喫した。大谷は翌9日(日本時間10日)の試合は4打数ノーヒット。菊池との勝負に全力を出し切った形となった。