陸前高田市の戸羽太市長は10日、東日本大震災の犠牲者名を刻む慰霊碑を市内に建立する方針を示した。県内市町村で最多の犠牲者を出した震災から11日で8年3カ月。大切な人を追悼し、教訓を後世に伝える場として今後具体化する。

 戸羽市長は定例記者会見で「名前を出すことが良いか、悪いかなど遺族の皆さんがそれぞれ思うところだろう。しっかり説明していく」と述べた。建立の場所や時期は復興まちづくりを見極めて検討を進める。

 県によると、同市の震災犠牲者は1808人(直接死、関連死、行方不明含む)。市内では国などが高田松原津波復興祈念公園の整備を進めるほか、旧気仙中校舎と道の駅高田松原タピック45などの震災遺構もある。