大槌町は10日、同町吉里吉里の吉里吉里海岸の海開きを今年は見送る方針を示した。海岸周辺で進んでいる復興工事との兼ね合いで安全確保するため。復興工事は本年度末までに終わることから、来年は海開きを再開できる見通しだ。

 昨年、同海岸近くのホテル「ホワイトベース大槌」の駐車場(約80台分)を開放し、仮設道路を通って徒歩約10分で海岸に行くことができたが、今年は仮設道路のルート変更で移動時間が2倍近くかかる見込み。さらに仮設道路脇に駐車する海水浴客らの車が増え、交通事故が懸念されていたため、町が関係者や県と協議し、今年の海開きの見送りを決めた。

 同海岸は東日本大震災の津波で被災し、がれきの撤去などを経て2014年に海水浴場として再開。その後、毎年海開きが行われ、14~18年は累計3万人以上が訪れた。