八幡平市と25年交流が続くタイ・バンコクのタマサート大教養学部の女子学生3人が今月、同市内の宿泊施設で職場体験に取り組んでいる。学生のスキルアップや日本の文化を学ぶ機会として初の取り組みで、日本の「おもてなし」を体感。来年以降も続ける予定で、市と大学のさらなる交流の深まりが期待される。

 学生はいずれも3年で、日本語講座のウォラガーン・ナナコーンさん(21)、シャヤニー・ティッパネットさん(20)、英語講座のタンワラト・スラッチヤイクンさん(22)。4日に同市入りし、19日まで、同市松尾寄木の八幡平ハイツで接客や販売などの基本業務に当っている。体験初日の6日は世話役のスタッフに教わりながら、利用者に「いらっしゃいませ」「ごゆっくりどうぞ」など声を響かせた。

 3人に帯同した同学部のピヤワン・アサワラシャン助教授(46)によると、同大では近年、タイ国内外での職場体験プログラムを推進。同市とは1995年から同大生のホームステイを通じた相互交流を続ける縁で、今回の体験が実現した。

 タンワラトさんは「日本のおもてなしの心やサービスを学び、日本語ももっと上手になりたい。元気と笑顔を大事に頑張る」と意欲十分。八幡平ハイツの本田哲也総支配人は「海外の若い皆さんの視点や感性を学び、今後の外国人客の受け入れのヒントにしたい」と期待する。