現職知事の達増拓也氏(54)は8月22日告示、9月8日投開票の知事選に4選を目指して立候補する方向となった。知事選候補の浮上は初めて。達増県政と一線を画す勢力が対抗馬を擁立できるかが今後の焦点となる。

 達増氏は5月31日の定例会見で、3期目の任期満了が9月10日に迫る中で「まだ知事選は始まっていないし、私はそのことに関して特に意見やコメントを持っていない」とだけ述べ、沈黙を続けている。今後、出馬に向けて関係者と本格的な調整に入るもようだ。

 4選出馬の方向となった背景には、自身が全力を傾けてきた東日本大震災からの復興推進や国際リニアコライダー(ILC)の誘致実現に強い信念があるほか、4月施行の新総合計画・いわて県民計画(2019~28年度)に盛り込んだ県北振興や産業振興、県民の幸福度向上などを軌道に乗せたい意思があるとみられる。

 達増氏は盛岡市出身で、東京大法学部卒。外務官僚、衆院議員(岩手1区)4期などを経て07年4月の知事選に無所属(民主党推薦)で立候補し初当選。震災の影響で延期された11年9月も同党推薦で再選した。