二戸市と青森県田子町にまたがる産業廃棄物不法投棄事件を伝える出前授業は7日、同市福岡の福岡高(佐々木敬二校長、生徒485人)で開かれた。生徒たちは日本最大級の不法投棄事件の教訓を胸に、環境を守る意識を高めた。

 二戸保健福祉環境センターが同市のカシオペア環境研究会(田家亘会長)に委託し、1年生145人を対象に開催した。事件の記録映像に続き県産業資源循環協会の玉懸博文事務局長(62)が、当時県職員として携わった事件の概要や経過などを解説。「膨大な時間と費用をかけ、未来に対する責任として環境を再生している」と呼び掛けた。

 授業を受けた梅内皓(ひかる)さんは「首都圏のごみが送られたことは悲しい。問題について多くの人に知ってもらい再び不法投棄を起こさないために、岩手と青森が協力して取り組んでいくべきだ」と力を込めた。