第2管区海上保安本部(宮城県塩釜市)は田野畑村菅窪(すげのくぼ)の臨時防災ヘリポートにヘリコプターの燃料保管庫を新設した。これまで県内では花巻空港にしか保管庫がないため海上警備や行方不明者捜索などに物理的制約があったが、今後は県北・沿岸地域での活動時間が2~6倍に拡大する。

 同本部によると、海保が自治体ヘリポートに保管庫を設置するのは全国で初めて。保管庫にはジェット燃料を入れたドラム缶4本、計800リットルを常備。宮城県岩沼市の仙台航空基地から同村まで約200キロを1時間で飛行した場合の消費量に相当する。

 保管庫は3月完成し、田野畑村と同本部が使用協定を締結した。整備費約250万円は同本部が全額負担。燃料は2、3カ月に1度更新する必要があるため、給油訓練などを定期的に実施し、古い燃料から使っていく。