【クリーブランド共同】米大リーグは3日、各地で行われ、マリナーズの菊池雄星(花巻東高)がクリーブランドでのインディアンス戦に先発し、メジャー自己最長の7回を投げ、3安打1失点、10三振1四球で、勝敗は付かず2勝目はならなかった。チームは1-2でサヨナラ負けした。

 スライダー、変化鋭く

 【本紙特派員・小田野純一】迷いを捨てた先に求めていた投球が見えてきた。マリナーズの菊池雄星は今季最長の7回を投げ10奪三振と今季最高の出来。前回敗れた相手から次々と空振りを奪い、決め球の自信を取り戻した。

 探る投球から腕を振り切る投球へ。菊池の中での変革が初回からはっきりと球筋に現れた。先頭打者の初球、2人目の決め球は、これまで当てられることが多かった生命線のスライダー。あっさりと空振りを奪った。

 「軸になる球を探りながら試合に入ってしまうと狙われるので、思い切り腕を振りながら球をまとめていく意識にした」。九回完投を目指す西武時代から試合中盤まで最少失点で抑えるメジャー型の投球スタイル。指でさらに球を押し込むことでスピン量が増え、変化の鋭さがよみがえった。