県は自動車関連産業の振興を図る新ビジョン(2019~28年)の骨子案をまとめた。地場企業の生産性を向上させ、売上高から売上原価を除いた利益を指す「付加価値額」を県内輸送用機械器具製造業で35%高める目標。トヨタ自動車が東北で小型車生産の集約化を進める中、広域的な企業間連携も強化して一層の産業集積を促す。

 新ビジョンは10年間の長期計画、4年ごとに見直すアクションプラン(行動計画)で構成。長期計画は▽自動車産業集積▽企業▽人材▽事業環境▽地域社会と未来への展開-の5項目で支援策に取り組む。

 具体的には企業・事業誘致、地場企業の成長支援、東北広域での企業間連携、工業団地整備などに関わる事業を進め、生産現場で深刻化する人手不足への対策として高度技術者の育成、大卒求人の増加、U・Iターン促進にも力を入れる。