スポーツクライミング女子のホープ、17歳の伊藤ふたば(TEAM au、盛岡中央高2年)は26日に終わった世界選手権(8月・東京都八王子市)代表選考会の複合ジャパンカップで6位に終わり、代表入りを決められなかった。ショックは大きく、決勝後は報道陣の前に姿を現さなかった。

 力強さが増し、参戦2季目のワールドカップ(W杯)ではボルダリングで安定した成績を出せるように。今大会の予選も2位通過し「(日本のトップと)差は縮まってきている」と手応えを口にしていた。

 しかし落とし穴が待っていた。8人による決勝では上位に入る力を持つ最初のスピードで痛恨のミス。5位と出遅れ、ボルダリング、リードでも巻き返せなかった。来年の東京五輪で実施される複合は3種目の順位を掛け算したポイントの少ない選手が上位となる。今大会で5位以内に入れば代表入りだったが、一歩届かなかった。

 日本協会の選考基準では、今後のW杯で単種目の代表入りを決める選手が出なければ、今大会で6番手の伊藤は世界選手権の複合に出場できる。東京五輪の出場権が懸かる舞台に臨めるかは他選手の状況次第となった。