奥州市前沢字久田の前沢中(関向正俊校長、生徒338人)の1年生104人は29日、岩手・宮城内陸地震で落橋した一関市の旧祭畤(まつるべ)大橋などを見学した。来月で発生から11年。生徒たちは、災害遺構を通じて被害の大きさを実感し記憶の風化を防ぐ決意を示した。

 防災教育に携わる砂防ボランティア県協会県南支部の及川善雄支部長(71)ら4人が案内し、地震の地滑りで落橋したと説明した。折れた橋やずれた道路を間近で見て、生徒たちは驚いた表情を浮かべた。

 岩手・宮城内陸地震は、2008年6月14日午前8時43分、本県内陸南部を震源に発生。地震の規模はマグニチュード(M)7・2で、奥州市と宮城県栗原市で震度6強を観測した。