【本紙特派員・小田野純一】米大リーグ、マリナーズの菊池雄星(花巻東高)は3月21日のメジャー初登板から1カ月が過ぎた。ここまで7試合に先発し1勝1敗、防御率4・54。当初は勝利にあと一歩届かないもどかしい期間もあったが、さまざまなメジャー流に柔軟に対応し、成績以上の成果と収穫を得ている。

 すべてが新鮮な毎日だった。春季キャンプから始まり、東京ドームでの初登板はイチローの引退試合に。レジェンドから結果を残す重要さをあらためて学び、継承した。

 日本ではほとんど無かった中4日での登板や疲労軽減を目的とし初回のみ登板する「オープナー」など、新たな経験を重ねながら、粘りの投球が続いた。試合序盤での失点が多かったが、中盤に立て直した試合が多く、メジャーで先発投手の及第点とされる6回3失点のクオリティースタート(QS)を3試合で記録している。