花巻市下(くた)シ沢の「山の駅昭和の学校」(照井正勝校長、会員10人)は28日、同市鉛の23戸に屋号を示す木製看板やのぼり旗を設置した。同学校は温泉街活性化などを目的に2017年から大沢、下シ沢、鉛の3集落(旧前田小学区)の民家に看板を設置し、今回で賛同が得られた全70戸への設置が完了。周辺は温泉客の散策路で、看板が観光客と住民の交流の橋渡しとなっている。

 この日は同学校のメンバー2人と地域住民4人が屋号看板設置に賛同した鉛地区の民家を訪問。板に屋号を書いた縦30センチ、横60センチの木製看板を観光客が見やすいように、公道沿いに立てた。

 屋号は世帯主の名前から取られた「三治(さんじ)」や、住家の立地場所が由来の「水上」、分家を意味する「かまど」などさまざま。「重助(じゅうすけ)」の屋号を持つ同市鉛の藤井行雄さん(80)は「庭で作業をしていると、観光客に話し掛けられることがある。屋号はそれぞれルーツがあるので、話をするきっかけになりそうだ」と完成を喜んだ。