釜石市教委は28日、同市で進める防災教育を核とした「いのちの教育」の研修会を同市鈴子町の市教育センターで開いた。市内小中学校の担当教諭ら約20人が参加。講話や協議を通じ、「命を守るために主体的に行動できる子ども」を育てる教育の在り方を考えた。

 同市の釜石東中3年時に震災に遭い、同市鵜住居(うのすまい)町の震災伝承施設「いのちをつなぐ未来館」に勤務する菊池のどかさん(23)が講話。同校で取り組んだ防災教育の内容や震災当日の避難行動を振り返った。

 恐怖の中で命を守った菊池さんは「周囲が信頼できる仲間や地域住民だったから逃げて、生きることができた。防災教育を受けた一人として今度はサポートしたいと考えている」と述べ、学校と地域の連携の意義を強調した。