一関市舞川の金山棚田を守る会(小岩章一会長)は25日、現地で田植え会を開いた。所有する金山孝喜さん(81)が高齢のため来年以降の作付けを断念。棚田の存続を願いながら、金山さんにとって最後の田植えに汗を流した。

 会員や東京都の国学院大の学生ら約60人が参加。42アールの棚田にいずれもうるち米のひとめぼれと亀の尾、ササシグレを手植えした。あぜが狭いため機械が使えず、管理は全て手作業。50年以上も稲作を続ける金山さんは、素早い手さばきで長方形や丸形の田んぼに苗を手植えした。

 同会は金山さんの作付け断念を受け、棚田存続の道を模索している。小岩会長(70)は「景観を残したいのは会も含めて地域住民の願い。まだ時間はあるので存続への道をじっくり話し合いたい」と田植えを見守った。問い合わせは舞川市民センター(0191・28・2111)へ。