大槌町は24日、町議会議員全員協議会で、東日本大震災当時の状況などをまとめた町震災記録誌の発刊を7月末に再延期すると説明した。多くの町職員が犠牲となった旧役場庁舎の状況について聞き取り調査した当時の職員や、実名で記載される犠牲職員の遺族との間で、細かい事実確認などに時間を要するためとしている。

 同日、震災伝承を担当する文化活動交流施設(おしゃっち)の北田竹美所長が「(原稿を)読めば読むほど内容に吟味が必要なところが出てきた。推敲(すいこう)の最終段階に入っている」と説明した。

 記録誌は、震災当時の職員ら35人から聞き取り調査した内容を基に、旧役場庁舎で何があったかなども時系列で記す。

 町は当初、3月に記録誌を発刊する予定だったが、内容確認などを理由に5月に延期していた。