岩手労働局(小鹿昌也局長)は23日、違法な長時間労働が疑われる県内事業所への重点監督(昨年11月)の結果を公表し、94事業所中28事業所(29・8%)で違法な時間外労働を確認した。時間外労働時間が最長の労働者が月100時間を超えたのは12事業所(12・8%)あった。

 重点監督は「過重労働解消キャンペーン」の一環で実施。4月施行の働き方改革関連法では残業時間の上限を月100時間未満と定め、違反企業に罰則を科す。28事業所のうち時間外労働の最長が80時間超は18事業所(64・3%)。このうち100時間超は12事業所(42・9%)、うち150時間超は1事業所(3・6%)あった。

 80時間超の事業所の割合は2014年比20・5ポイント増え、100時間超は同8・5ポイント増加した。また、過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導したのは60事業所に上った。同局は「長時間労働が依然多く、健康対策が追いついていない」と警鐘を鳴らす。