花巻市葛の花巻農高(楳原健校長、生徒349人)は21日、食農科学科食物コースの3年生と同市に住む沿岸被災者との交流会を同校で開いた。参加者は三陸産の食材などを使って調理し、食卓を囲んで触れ合いを深めた。

 3年生15人、被災者22人など計約40人が参加。同科の食育研究班の生徒が昨年11月にイトーヨーカドー花巻店と一緒に考案した「花巻九重弁当」の「サケっとぷちぷちボール」や、三陸産の茎ワカメを使った吸い物などを一緒に作った。

 山田町北浜町出身で、同市二枚橋に住む上林愛子さん(73)は「孫といるようで楽しかった」と喜び、食育研究班の菅原葵班長は「被災者の方が笑顔になってくれる料理をこれからも作っていきたい」と白い歯を見せた。