6月1日からの実施が慣例だった冬服から夏服への「衣替え」の前倒しが県立高で広がっている。背景には盛岡の5月の最高気温がここ100年弱で2度上昇するなど近年の温暖化傾向がある。ただこの時季は寒暖差が激しいため、夏と冬どちらの着用も認める移行期間を設ける学校も。生徒からは「気温に合わせて服装が選べて快適」と好評で、熱中症対策など体調管理の面から医師も取り組みを進める利点を指摘する。

 奥州市の水沢(及川晃貴校長、生徒712人)は20日、夏服に衣替え。生徒は夏と冬の両方の制服姿で授業を受けた。3年の高橋佳吾さんは「暑くなりそうだったから」と夏服を選んだ。盛岡一と盛岡商も1日から、夏服での登校もできる対応を取った。

 移行期間を1カ月間設ける学校も。盛岡市高松の盛岡三(中島新校長、同855人)は昨年度から、春(5月16日~6月15日)と秋(9月16日~10月15日)に、夏服と冬服どちらの着用も認める。盛岡北も1カ月間の移行期間を設けている。