令和が始まり、皇后さまの母方の曽祖父、盛岡市出身の海軍大将山屋他人(やまやたにん)(1866~1940年)に光を当てようという動きが出ている。花巻市大迫町の市総合文化財センター(平野克則所長)は1日から、山屋ら皇后さまの母方家系で同町亀ケ森にゆかりのある人物を紹介する企画展を開始。盛岡市大ケ生(おおがゆう)の大萱生(おおがゆう)城主の墓所では同日、住民有志が山屋と縁のある先祖の法要を営んだ。

業績や書籍 生涯たどる 花巻

 花巻市総合文化財センターで始まった企画展「亀ケ森の先人」は山屋と、どちらも同市大迫町亀ケ森出身で山屋の母方の大叔父菊池金吾(1812~93年)、伯父野辺地尚義(1825~1909年)の3人を紹介する。業績のパネル、書籍など25点を展示する。

 同センターによると、山屋は中世稗貫(ひえぬき)氏の支族、亀ケ森氏が祖。盛岡藩士山屋勝寿、ヤス(旧姓野辺地)の長男で、海軍兵学校を経て日清・日露戦争のほか、第1次世界大戦は第1艦隊司令官として従軍した。

 6月9日まで。無休。午前9時~午後5時。入館料は大人200円、小中高生100円(市内は無料)。問い合わせは同センター(0198・29・4567)へ。

先祖眠る地 手を合わせ 盛岡

 山屋の先祖の法要は、盛岡市の大ケ生金山の里づくり実行委(中虫壁静夫委員長)が同市大ケ生の大萱生城主の墓所で営んだ。

 実行委によると、山屋はかつて地域を治めていた大萱生一族の末裔(まつえい)に当たるとされる。住民は皇后さまの祝福と先祖への報告を兼ねて法要を企画した。