北上市は17日、保育を学ぶ学生を対象としたきたかみ保育TOUR(ツアー)を行い、学生10人が市内の幼稚園や保育園など計6カ所を職場見学した。取り組みは3年目で市内への就職者も出始めたが、高まる保育需要には追い付いていない。北上を就職先に選んでもらい保育士不足の解消につなげるため、多様な働き方をアピールしている。

 盛岡大短期大学部幼児教育科の2年生が参加。北上市内の私立幼稚園や私立・公立保育園、小規模保育所などを回り、職員から仕事内容を聞きながら子どもと触れ合う様子などを見学した。

 市内の小規模保育所は2015年度から、毎年2、3施設ペースで増えており現在18カ所。今年4月に開所した同市村崎野の「ほいくえん ちいさな木」(園児12人)では、黒沢志摩子園長が「家庭の延長のような雰囲気を大切にし、(隣接する)グループホームとの交流も予定している」などと特徴を説明した。

 昨年は同大学部の卒業生5人が市内の保育施設に就職。一方で、市内2保育園、1小規模事業所が保育士不足のため、本来の定員数で受け入れできず園児数を減らしているなど人材確保は喫緊の課題だ。