気温の上昇とともに電柱へのカラスの営巣が盛んになり、停電防止のため電力会社が撤去に追われている。盛岡市の東北電力送配電カンパニー岩手支社(高杉和郎支社長)は15日、同市飯岡新田で作業を公開した。今年は暖冬の影響か例年に増して巣が多く、撤去してはまた作られてのいたちごっこ。同社は「巣を見つけたらすぐ連絡を」と呼び掛ける。

 営巣は繁殖が盛んな4、5月がピークで、同社の撤去作業は3~7月に実施。今年は巣が例年より多く、昨年の年間撤去個数708個に対し、4月末現在で609個に達している。

 巣の増加について、県立博物館の藤井忠志上席専門学芸員(63)は「暖冬で餌が豊富だったため、繁殖率が上がったのではないか」と予想する。

 巣を見つけた際は東北電力コールセンター(0120・175・366)へ。