野田村は本年度、大阪大大学院人間科学研究科と共同で、村職員向けセミナーの「野田学」を開講した。両者が結ぶオムニサイト(OOS)協定の一環で、同大の知識を生かして地元を見つめ直し、ユニークな村づくりにつなげる。

 13日は村役場で第1回講義を開き、東日本大震災以後、同村で定期的に活動を続けている渥美公秀教授(57)=共生行動論=らが「まちづくりと減災〈助かる〉社会を目指して」と題して講演。約30人の職員が参加した。

 渥美教授は同大が兵庫県上郡町赤松地区で策定に協力した地区防災計画を例に説明。自然な形でまちづくりに防災も織り込む方法を伝えた。渥美教授は「地区防災計画には決まった形式も分厚い書類も要らない。野田村からもみんなが助かるユニークなモデルが生まれればいい」と期待した。

 講義は月命日の11日前後に開催。今後はニホンザルの生態、男性学、都市計画など多様なテーマが予定され「一貫性がないのが特徴」(渥美教授)という。