昨年宮古市との定期フェリーが就航した北海道室蘭市の室蘭西中(酒井浩一校長、生徒267人)の3年生89人は14日、修学旅行で宮古市を訪れ、市内3カ所で室蘭の観光PRや胆振(いぶり)東部地震の被害を発表した。同市宮町の一中(伊茂野達哉校長、生徒211人)では初の交流会を開き、海を挟んで「隣町」となった両校生が古里の特色や魅力を語り合い、復興への決意を共有した。

 同校では室蘭西中生が室蘭市の見どころや歴史文化、産業などをアイヌ語を交えて説明し、手作りの観光パンフレットを配布。昨年9月の同地震について「停電が発生し、当たり前だった日常のありがたさを感じた」と話した。

 一中の2年生74人も地元の観光名所や水産業などをPR。震災復興や友への思いが詰まった曲「群青」の合唱やソーラン節を披露した。室蘭西中の平野達也さんは「心のこもった歓迎や合唱の歌声に感動した。今後も交流を続け、心の距離をさらに近づけたい」と再会を約束した。

 一中の佐藤正汰さんと高橋洋之さんは「もてなしの準備は大変だったが、喜んでもらいうれしい。もっと触れ合う機会を増やしたい」と願った。