県内で14日、山菜採りをしていた男性2人がクマに襲われ、けがを負った。県はツキノワグマの出没に関する注意報を発令し、警戒を呼び掛けている。

 午前6時ごろ、宮古市平津戸の山林で紫波町の男性(82)がクマに頭をひっかかれ、数十針を縫う切り傷を負った。男性は乗用車を運転し帰宅後、紫波町内の病院を受診。盛岡市の岩手医大付属病院に転院搬送され、入院した。命に別状はない。宮古署によると、クマは成獣1頭とみられる。

 同11時40分ごろ、同市川目の山林で、同市の男性(45)がクマに襲われたと近隣住民が119番通報した。男性は顔と右腕にけがを負い、同市の県高度救命救急センターに運ばれた。命に別状はない。盛岡東署によると、男性は1人で入山。クマに襲われた後、付近の民家まで歩き、助けを求めた。

 県は今年、クマ出没注意報を2年ぶりに発令。降雪量が少なく、例年よりも冬ごもり明けが早い。餌不足の年にも当たることから、人里での出没が懸念される。