県立大は本年度から2年間、農耕馬の仕事を探す実証事業に取り組む。13日は滝沢市内の畑で馬耕を実施し、放牧による草原の再生やホーストレッキングなども計画している。農業の機械化で農耕馬の数が減少する中、時代に合った新たな役割を発掘することで頭数の維持や増加を図り、馬事文化の継承につなげる。

 同日は馬耕復活プロジェクトと題し、滝沢市牧野林の畑20アールの土を起こした。馬搬振興会(遠野市)の岩間敬代表理事(41)の指示で、約750キロの農耕馬1頭がすきを引いた。

 今回の畑ではサツマイモのクイックスイートを栽培し、来年はスイカ畑で行う計画。農地を提供した駿河俊也さん(42)は、チャグチャグ馬コを支援するため馬ふん堆肥を活用したスイカ栽培に取り組んでおり「ブランド化や付加価値向上につながればいい」と期待を込めた。

 実証事業は全国競馬・畜産振興会から約800万円の助成を受けて実施。馬耕のほか▽安比高原に農耕馬を放牧し草原を再生▽馬車運行▽山間部の資材運搬-などの可能性を探る。