2020年東京五輪・パラリンピックを盛り上げようと、1964年東京五輪で使われた旧国立競技場の聖火台が21日、本県にやって来る。盛岡市みたけの県営運動公園陸上競技場に設置され、同日の第71回県高校総体総合開会式で点火し、お披露目する。7月14日までの期間中、釜石市や陸前高田市など沿岸被災地での巡回展示も計画。東日本大震災での支援への感謝と「復興五輪」を世界にアピールする。

 旧国立競技場の聖火台は高さ2・1メートル、最大直径2・1メートル、重さ推定4トン。前回五輪で聖火がともされ大会の象徴となり、同競技場の解体工事に伴って取り外された。所有する日本スポーツ振興センター(JSC)が震災被災地への貸し出しを決め、15年6月から今年3月まで宮城県石巻市で展示されていた。

 本県入りする聖火台は、県営陸上競技場のバックスタンドに設置。21日に約1万人が参加する県高総体の開会式で除幕し、高校生やゲストランナーがトラックを走りながら炬火(きょか)をつないで点火するセレモニーを予定している。

 7月12日までは同競技場で展示し、一般市民も見学が可能(午前9時~午後5時)。この間、6月1日に釜石市で開幕する「三陸防災復興プロジェクト」の開幕セレモニーで各国の代表者に披露するほか、五輪メダリストとの交流事業での活用も検討している。