農政ジャーナリストの会(石井勇人会長)は10日、農林水産関連の優れた報道を顕彰する第34回農業ジャーナリスト賞に、岩手日報社の連載企画「サケの乱」を選んだと発表した。本紙の受賞は2001年の連載企画「いわて 食・新世紀」以来となる。

 「サケの乱」は、本県基幹魚種である秋サケの不漁を通して、水産業が抱える構造的課題を明らかにすることを狙いに、17年11月から18年6月まで全8部、43回連載。各部で大型グラフィックを使った見開き特集を掲載した。

 地球温暖化の影響やふ化放流事業の問題など、不漁原因を多角的に検証。サケ以外の魚種や県外、国外にまで取材範囲を広げて解決策を模索したことに対して「企画力と取材力に圧倒され、記者の思いが伝わってくる」と評価された。

 連載は報道部の榊悟編集委員(当時同部次長)と八重樫和孝次長が担当した。