【本紙特派員・小田野純一】大谷翔平(花巻東高)が適応力の高さを見せつけ、ついに快音を響かせた。3戦連続の左腕相手に右へ左へ連続安打。投手が違うとはいえ、前日までずれがあった感覚やタイミングを10打席目でかみ合わせた。

 見せ場は初回からやってきた。好調の1、2番が出塁し無死一、二塁。先制したい場面で大谷は右方向への飛球を狙っていた。初球の内角スライダーを見逃し、2球目も続いた同じ球に体が反応、鋭く振り抜き捉えた打球はあっという間に二塁手の頭上を抜け、先制の右前適時打となった。打球速度111・2マイル(約179キロ)と角度が上がればスタンドに入るような強烈な打球だった。

 第2打席は三回の先頭打者。今度は直球で内角を攻める相手バッテリーに対し、再び2球目を狙った。シフトを敷いた三塁手のグラブをはじく内野安打。内角直球を左中間方向にさばく大谷らしい打球が出てきた。