3-3の九回無死一、二塁。楽天の銀次(盛岡中央高)は2球目でバスターを敢行した。一塁手が激しく前進してくるバントシフトを見極め、空いた一、二塁間にたたきつけて右前へ。二塁走者の島内が滑り込んで生還すると、2日続けてグラウンドには歓喜の輪が広がった。2年ぶりのサヨナラ打を放った銀次は「いいところにボールが転がった」と笑みを浮かべた。

 首位ソフトバンクとの激しい競り合いを制した。2-3の八回には代打の渡辺直がモイネロの内角に投じた速球を振り抜く。強烈な打球は左翼スタンドへ飛び込んだ。今季初安打がチームに流れを引き寄せる貴重な一発。13年目で自身初の代打本塁打を記録し「すごかった。あまり覚えていない」と興奮冷めやらない様子で話した。