大船渡市三陸町の越喜来中(岩崎弘校長、生徒35人)は11日、東京都内で初めて地元海産物の販売体験を行う。被災者らから聞き取った証言を収録した東日本大震災の記録集を作成し、物産の購入者に贈り、震災の風化防止も呼び掛ける。

 販売体験は都内を修学旅行で訪れる3年生12人が参加。中央区のいわて銀河プラザで午後2時半から同4時まで、地元産の塩蔵ワカメや海産物の加工品を販売する。同校は昨年、北上市で第1回の販売体験を行ったが都内で実施するのは今回が初めてとなる。

 「八年前の記憶~東日本大震災の教訓を風化させないために」と題した記録集(A4判、46ページ)は防災教育の一環として2018年度の生徒44人が取り組み今年3月末完成させた。地元住民から震災時の体験を聞き取り「当時は絶望だな。どうしていいのかわからなかった」「やっぱり訓練は大事」などと語る20人の証言を収録した。被災直後と復興が進む現在の地域の写真も掲載する。