子どもの進級や進学で、ご祝儀をいただくことも増える春。これを機に子どもの「お金教育」を、と思い立つ人もいるかもしれない。盛岡市のファイナンシャルプランナー、戸田節子さん(56)に、小遣い制の進め方や親の心得についてアドバイスしてもらった。

 子どもによってお金の管理力はさまざま。戸田さんは「お小遣い制のスタートは、子がお金に関心を持ち親との約束が守れるようになってから」を勧める。まずはお金が物と交換できると知ることが第一歩。算数を習う前の幼児も、ままごとや読み聞かせ、普段の買い物の場で、お金を払うことで商品が自分のものになる仕組みを学ぶことができる。

 小学生の子どもなら、外出先でおやつを欲しがったときに選択から購入まで任せてみるのも良い。「手元にあるお金で買えるものを選べるか、おつりを確認できるかなど、小遣いを渡す時期の目安にできる」という。

 お小遣い制を始めるときは、最低限買う物などのルールをあらかじめ決めておくとスムーズだ。例えばおやつ代など自由に使えるお金のほか、必要な文房具代もお小遣いに上乗せして渡せば、優先順位を決めるなど使い方を工夫する機会になる。鉛筆、消しゴム、ノートの購入から始め、徐々に文房具全般、習い事の費用などへと任せるものを増やしていくと負担感も少ない。

 お金を使い切っても、追加で渡すのは厳禁。我慢や使い道の工夫を学ぶ絶好のチャンスと捉えよう。