盛岡市中ノ橋通の盛岡てがみ館(及川政己館長)は企画展「盛岡中学黄金時代の人々」を開いている。軍や財界、文学界などで全国に名をとどろかせた郷土の偉人の直筆や写真が展示され、訪れた人の郷愁を誘う。6月17日まで。

 書簡や写真など76点を展示。冨田小一郎(1859~1945年、盛岡市出身)が盛岡中学(現盛岡一高)時代に教員として指導した金田一京助(1882~1971年、同市出身)や郷古潔(1882~1961年、奥州市水沢出身)、石川啄木(1886~1912年、盛岡市出身)ら教え子たちと取り交わした手紙が数多く展示され、恩師との強い絆がしのばれる。

 明治30年代の盛岡は、地元紙の創刊や東京の新聞の進出などが相次いだこともあり、中央の文化が伝承。この文化の波が盛岡中学にも大きな影響を与え、生徒たちは勉学に励み、後に各界で活躍する人材を輩出した黄金時代となった。