1971年に発生した全日空機と自衛隊機の衝突事故犠牲者を追悼する雫石町西安庭の「慰霊の森」の改修案が2日、固まった。老朽化した「航空安全祈念の塔」を小規模化して新設。管理しやすくすることで、犠牲者の供養と空の安全を末永く願い続けていく。

 同日の一般財団法人慰霊の森(理事長・猿子恵久町長)の理事会で決定。75年に完成した現在の塔は奥行き20メートル、幅14メートル、高さ4メートルだが、新たな塔は奥行き7・3メートル、幅5・6メートル、高さは3・776メートルとする。

 この高さは、事故犠牲者の多くが静岡県富士市の市民だったことから、富士山の標高3776メートルを踏まえて決め、3本の長い柱で構成。その間には事故現場の同町を象徴する岩手山の標高2038メートルにちなんで高さ2・038メートルの柱も設置する。現在の塔は5月以降に解体するが、石碑と床の石は再利用する。慰霊堂の階段や外壁などの改修も並行して進め、11月の完成を目指す。