盛岡市下太田の岩手革(中村俊行代表)は、同市紅葉が丘に短角牛の革製品の製造工房を開設した。国内外に販路を広げている自社ブランドの生産を強化するほか、各市場に合わせた商品開発にも力を入れる。県内で少ない職人の担い手を育成する拠点としても機能させ、本県革産業の振興につなげる。

 工房は木造2階建ての民家(延べ床面積約140平方メートル)を改修し、総事業費約650万円。5月ごろから本格稼働する。これに伴い同市大通の工房を閉鎖し、将来的に本社機能も移す。

 革をすいて厚さを調整する機械、プレス機、ミシンなどさまざまな加工機を備え、短角牛の革を使った自社ブランド「TKG」商品を製造する。丈夫さとしっとりとした肌合いを併せ持つ短角牛の革は「純国産」として徐々に評価を高めており、新工房で各市場のニーズを捉えた商品も開発して業容拡大を狙う。