第59回東日本伝統工芸展(日本工芸会など主催)で、盛岡市の南部鉄器職人第15代鈴木盛久(本名熊谷志衣子)さん(72)出品の筋目文丸釜(すじめもんまるがま)が最高賞の東京都知事賞を受賞した。

 受賞作は、全体に施した波紋のような筋目文がリズム感を生み、動の美を感じさせる。線に幅を持たせる新たな試みで全体を引き締めており「卓越した技術と研ぎ澄まされた感性から優れた造形を生み出した」と高く評価された。

 陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門に、関東甲信越、東北、北海道の工芸作家406人から412点(遺作含む)の応募があった。本県からは、陶芸部門で盛岡市の渡辺琢哉さんの釉裏紅蔦文蓋物(ゆうりこうつたもんふたもの)、木竹工部門で一関市の菅原伸一さんの楓象嵌箱(かえでぞうがんばこ)が入選した。

 出品作品は5月1~6日に東京都の日本橋三越本店、21~26日に札幌市の札幌三越で展示する。