陸前高田市矢作町の市指定有形文化財閑董院(かんとういん)宥健(ゆうけん)尊師堂(そんしどう)で25日、400年祭御開帳が行われた。今年は同市矢作町の円城寺(榊原貴晶(きしょう)住職)を開基した江戸時代の僧宥健が、疾病の流行を鎮めるために即身成仏してから400年。その霊廟(れいびょう)である閑董院の六角堂内部が70年ぶりに公開され、訪れた住民らは地域を見守る「閑董院さま」に感謝の祈りをささげた。

 400年祭は年3回開かれる縁日に合わせて開催。参拝者は拝殿の奥に位置する六角堂に入り、中央に安置された石造りの五輪塔に向かって手を合わせた。

 六角堂に祭られる宥健は1620(元和6)年、当時流行していた疫病に苦しむ人々を救おうと同市矢作町の洞窟に入り、21日間祈り続けた末に即身成仏したとされる。同年宥健の弟子が円城寺を創建し、菩提(ぼだい)を弔うお堂を建てた。