1971年の全日空機と自衛隊機の衝突事故犠牲者を追悼する、雫石町西安庭の慰霊の森で25日、「航空安全祈念の塔」の解体供養と解体工事安全祈願祭が行われた。老朽化による大規模改修で、生まれ変わる塔に、参列者は犠牲者の供養と空の安全を誓った。

 同社や犠牲者の多くが住んでいた静岡県富士市の関係者ら約30人が参列し、塔の前で合掌。管理する一般財団法人慰霊の森理事長の猿子恵久町長は「二度と事故が起こらないよう、事故の悲惨さを後世に伝え続けていくのが私たちの使命だ」とあいさつした。

 事故は162人が犠牲になった。慰霊の森は75年の完成から44年が経過し、2020年の五十回忌を前に改修。5月中旬に解体に着手し、小規模化した塔の新設と慰霊堂の階段や外壁などの改修を進め、11月の完了を予定する。