奥州市の水沢地区老人クラブ連絡協議会(成田敏夫会長)と水沢地方交通安全協会水沢地区連絡協議会(佐藤勉代表)は24日、同市水沢聖天の水沢地区センターで、市内の高齢者約60人を対象に交通安全学習会を開いた。同市では昨年、5人が交通事故で死亡し、うち4人が65歳以上の高齢者。実際の事故の検証や反射測定器を使った動作年齢の計測を通し、注意深い運転や横断を呼び掛けた。

 市生活環境課の職員が、昨年7月に同市水沢川原小路の市道で発生した交通死亡事故を例に講話。交差点を右折した軽自動車が、曲がった先の道路を歩いていた60代女性に衝突した状況を説明。右折時は対向車などを気にして焦りやすいことを指摘し、徐行運転を呼び掛けた。

 反射測定器「クイックアーム」は県自家用自動車協会水沢支部からの寄付金を活用し、市交通安全対策協議会が新たに購入。次々と光るボタンを素早く押し、反射神経や動作年齢を計測できる。体験した同市水沢立町の女性(77)は「反射能力の低下がよく分かった。普段自転車に乗っているときなどに、信号を見逃しそうになることがある。落ち着いた運転や慎重な横断を心掛けたい」と気を引き締めていた。