東日本大震災で砂浜が流失した釜石市鵜住居(うのすまい)町の根浜海岸で、県による砂浜再生事業が進んでいる。施工延長450メートルのうち、1期工区の150メートルエリアに約1万立方メートルの砂を投入し、進捗(しんちょく)率は約25%。1期工区は今秋のラグビーワールドカップ(W杯)までに完了する見込みで、再生した砂浜で来訪客らを迎える。

 県沿岸広域振興局(石川義晃局長)が24日、事業の状況を説明した。1期工区は今年3月から砂の投入を開始。汚濁防止のフェンスを設置して作業を進めており、現在の砂浜の幅約10メートルを震災前と同じ30メートルにする。砂防突堤1基は連休明けに着工する。

 同海岸は、砂の海岸への定着状況を確認するため2期に分けて工事を実施。必要な砂は約4万立方メートルで、同海岸に隣り合う片岸海岸の堆積砂と宮城県の砂を利用する。本年度内に2期(300メートル)工事に着手し、2020年度の完成を目指す。事業費は約10億円で復興交付金を活用する。