小児科休止が続く奥州市の市総合水沢病院(一般145床)の前院長で小児科医の半井(なからい)潔医師(69)=同市=が同病院に復職を願い出て、断られていたことが19日分かった。半井医師は同病院唯一の常勤小児科医だったが、老朽化に伴う新市立病院計画が進まないことを批判し、昨年12月末で退職していた。

 半井医師によると、3月下旬、菊池淳院長を通じて復職希望を市側に伝えた。今月16日に市医療局の岩村正明病院事業管理者と面談し「自己都合で退職しながら、復帰は認められない」と説明されたとしている。

 半井医師は「地域の小児医療への不安・不満を聞き、純粋に小児科医として戻りたいと感じた。医師奨学生が来年着任予定で、サポート役に回りたいと思った」と話す。