奥州市教委は19日、3月まで同市江刺の玉里小事務職員だった主事(27)が保護者から集めた金銭など約109万円を着服し、私的に流用していたと発表した。市教委は詳しい経緯を調査し、県教委が処分を検討する。

 市教委によると、主事は2018年2月~19年3月、PTA会計や学年積み立て会計の口座から数十回、不正に出金。架空の支払伝票や会計報告、監査資料を偽造し、証拠隠滅のため通帳の原本計16冊を破棄していた。主事は口座の管理や業者への支払いの手続きを1人で担当していた。

 主事は4月1日付で中部教育事務所管内の学校に転出したが、1日に無断欠勤し失踪。2日に宮城県内で警察に保護され、家族と玉里小を訪れて謝罪し発覚した。計約230万円の借金があり、着服分は生活費や遊興費に充てたと市教委に説明し「後で戻せば大丈夫という安易な考えがあった」と話している。現在は自宅謹慎中。