政府が新元号を「令和」と発表した1日、県内の関係事業者は慌ただしく動いた。はんこの注文が相次ぎ、改元記念の企画を展開するブライダル業や小売業は「特需」を期待。新元号に移行する5月に向けて商戦が活気づきそうだ。

 盛岡市肴町の印章業スズエ印房(鈴江慶策(けいさく)代表)は早速、印刷物の平成表記を修正するゴム印の製作を開始。1日は発表から3時間ほどで約30件の注文が舞い込んだ。鈴江代表は「平成に変わったときはその日だけで数百の注文があった。注文はこれから増えるのではないか」と展望する。

 花巻市の花巻温泉は30日まで、挙式・披露宴を申し込んだ新郎新婦の名字か名前に「令」か「和」を含む場合、ペアマグカップをプレゼント。30日深夜から5月1日未明にチャペルで挙式する「カウントダウンウエディング」も1組限定で受け付ける。

 大船渡市盛町のショッピングセンターサン・リアは令和のポスターを店内に掲示。5月には新元号にちなんだ企画を検討する。運営する協同組合南三陸ショッピングセンター事務局の小野隆幸さん(42)は「平成に感謝し、新しい時代を気持ち新たに迎えたい」と戦略を練る。