盛岡市出身の俳優佐藤誓さんが出演する舞台「キネマと恋人」(市文化振興事業団主催、市、岩手日報社共催)は7月20、21の両日、同市松尾町の盛岡劇場メインホールで上演される。銀幕から憧れの人が飛びだしてきたら-。そんな夢を形にしたロマンチックコメディー。近年演劇賞の受賞が続く佐藤さんは「同じ空間で時間や場所を共有して、その時にしか生まれないもの」と演劇の魅力を語る。

 ケラリーノ・サンドロヴィッチさん作・演出。米映画「カイロの紫のバラ」を基に、舞台を1936年の日本の港町に置き換えた。2016年の初演時キャストが全員そろった「待望の再演」だ。

 緒川たまきさん演じるハルコはつらい現実に耐え、毎日映画館に通う女性。そんなハルコに恋をして銀幕から飛び出した映画の登場人物寅蔵と、寅蔵役の俳優の二役を妻夫木聡さんが務める。佐藤さんは俳優のマネジャー、ハルコが働くレストランの店長、娼館のおかみを演じる。

 「現実と幻想を行ったり来たりというストーリーが魅力」と佐藤さん。舞台装置に映像を映すプロジェクションマッピングなど、最先端の映像技術を駆使した演出も見どころだ。